ARTICLE [ 人と仕事を知る ]

INTERVIEWインタビュー

心をこめた一皿を。お客さまの「美味しい」のため、挑戦を楽しむ

[PROFILE]
  • S.M 
  • 東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠
  • 2021年入社|調理職(和食)

経歴
  • 2021年新卒入社。東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠に配属
  • 2022年同施設にて八寸場を担当
  • 2025年同施設にて刺し場を担当

祖母の背中と、一本の包丁。少年時代の憧れが、料理人の道へ

料理の面白さに目覚めた、小学生時代

料理人としての私の原点は、小学生の頃に遡ります。野球に打ち込む傍ら、趣味で始めたのが料理でした。きっかけは、祖母の手伝い。キッチンに立つ祖母の隣で、食材が美しい一皿に変わっていくさまに、子供ながらに心を奪われました。特に、きらりと光る柳包丁の凜とした佇まいに強く惹かれ、「いつか自分もあの包丁で魚を捌いてみたい」と、漠然と和食の料理人という将来像を描くようになりました。

旅先での感動を、今度は自分が届ける番

高校卒業後は、迷わず調理師専門学校へ進学しました。就職活動でリゾートホテルを志望したのは、自分自身が旅行好きだったことが影響しています。旅先で訪れたホテルで、心のこもった料理に感動した経験から、「今度は自分が、観光で訪れたお客さまに非日常の空間で美味しい料理を届けたい」と考えるようになったのです。数あるホテルの中から当社を選んだのは、全国に施設があり、さまざまな土地で多様な経験を積める点に魅力を感じたからでした。

「八寸場」、そして「刺し場」へ。一歩ずつ、着実に技を磨く

1年目で学んだ、おもてなしの心

入社して最初の1年間は、掃除や洗い物、野菜の下処理といった地味な作業が中心でした。しかし、この期間に学んだことは少なくありません。例えば、膨大な数の器を洗いながら、少しでも欠けているものがあれば、それだけで料理の価値が下がってしまうことに気づきました。お客さまにお出しする一皿は、料理そのものだけでなく、器や空間を含めたすべてで成り立っている。そのことを身をもって学びました。

お客さまのために、右手へと握り変えた包丁

2年目からは前菜などを盛り付ける「八寸場」を3年間担当し、5年目からは刺し身を切る「刺し場」という重要なポジションを任されることになりました。刺し場に立つにあたり、私には一つの大きな挑戦がありました。それは、利き手ではない右手で包丁を扱えるようになることです。

もともと左利きの私ですが、右手で引いたお刺身の方が、右利きのお客さまがお箸で取る際に、切り口が美しく見えるのです。料理長からアドバイスを受け、休日に魚屋で魚を安く譲ってもらい、寮でもひたすら練習を重ねました。すべては、お客さまに最高の状態で一皿を届けたい、その一心からでした。

濃密な時間がくれる、成長の手ごたえ。挑戦が仕事の楽しさに

意見を尊重し、背中を押してくれる環境

料理長は、私たち若手の意見にも真摯に耳を傾け、「そのアイデア、面白いね。まずやってみよう」と背中を押してくれます。例えば、盛り付けの仕方について「こうしてみてはどうでしょうか?」と提案すると、その意図を汲み取って的確なアドバイスをくれます。こうした日々のコミュニケーションが、仕事の楽しさ、やりがいに直結しています。

料理人の世界は、残業が多いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、私の今の職場は違います。「長時間労働をなくそう」という料理長の方針のもと、短い時間でいかに質の高い仕事をするか、一人ひとりが真剣に考えています。その結果、仕事中は濃密な時間を過ごすことができており、自分の成長にもつながっていると思います。

お客さまの「美味しい」のために、こだわり抜く

VIALA箱根翡翠のレストランはカウンター席が中心で、お客さまの目の前で調理をします。初めてカウンターに立った時は、緊張で手が震えるほどでした。自分が盛り付けた一皿をお出しした瞬間に歓声が上がった時の喜びは、今でも忘れられません。お客さまの表情や「美味しいね」という言葉をダイレクトに感じられるカウンターは、私にとって最高の舞台です。「自分がお客さまだったら、本当に心から喜べるだろうか」——。常にその視点を忘れず、一皿一皿に心を込めています。

また、料理の質に徹底的にこだわっているのもVIALA箱根翡翠の特徴です。仕入れた品を切り付けるだけでなく、自分たちで一から調理。魚も活きたまま仕入れて、自ら捌いています。料理の質を高めるため、料理長と若手数名で、研修として他の高級レストランに行かせてもらったこともありました。どんな料理が出てきたのか、お客さまの立場で何を感じたのか。そこで得たインスピレーションを元に、自分たちの料理にどう活かせるか、皆で意見を出し合っています。「お客さまに、もっと美味しいものを届けたい」。その共通の想いが、今の私たちの原動力です。

今、私はようやく刺し場を担当できるようになったとはいえ、和食の世界はまだまだ奥深く、学ぶべきことが無数にあります。日々、修行の連続です。私の将来的な目標は、料理の味付けを担う「煮方」を担当すること。幸い、この職場ではメインのポジションだけでなく、他のポジションもサブとして担当する方針があります。経験こそが物を言う世界だと思っているので、できるだけ多くの仕事を経験しながら、料理人としての技を磨き続けていきたいです。

あなたにとってのFUN MAKEとは何ですか?

「未知への挑戦」

私にとって仕事の楽しさとは、新しいことに挑戦できることに尽きます。入社してから今まで、できなかったことができるようになる瞬間に、一番の喜びを感じてきました。活きた魚を捌けるようになったこと、右手で包丁を扱えるようになったこと。一つひとつの挑戦が、今の私を形作っています。和食の世界には「修行が長い」というイメージがあるかもしれませんが、当社の場合は、そのようなことはありません。私は自身の経験からも「触った者勝ち」だと思っています。これからも挑戦する気持ちを忘れずに、お客さまに最高の料理を届けるため、日々精進していきたいです。

オフの日の過ごし方

休日は、彼女とグランピングに出かけたり、少し遠出して景色が良い場所を訪れたりしてリフレッシュしています。一人でゲームに没頭する時間も好きですね。最近では、彼女に試食係になってもらい、家でお造りを振る舞うことも。料理人として、他の店の味を知るのも大切な勉強なので、人気のお店に足を運び、「この食材はこう使うのか」とアイデアをもらうこともあります。休日も、どこかで仕事のヒントを探しているのかもしれません。

day off

当記事の情報は取材時のものです

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